第9回(1958年)
放送日・放送時間・会場・視聴率
- 放送日・放送時間:1958(昭和33)年12月31日 21:10〜23:35
- 会場:新宿コマ劇場
司会者・出場歌手・曲目・優勝チーム
◆備考:両軍の1番手(トップバッター)・トリ歌手のうち、太字で表記されているものは、当該紅白において、それぞれ先攻トップバッター・大トリを務めたことを示す。
総合司会(進行役):石井鐘三郎アナウンサー | |||||||
紅組 | 白組 | ||||||
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司会:黒柳徹子 | 司会:高橋圭三アナウンサー | ||||||
2 | 荒井恵子 | 4 | 橇は飛ぶよ | 1 | 岡本敦郎 | 7 | 若人スキーヤー |
4 | 松山恵子 | 2 | だから云ったじゃないの | 3 | 曾根史郎 | 3 | 初めての出航 |
6 | 松島詩子 | 8 | 喫茶店の片隅で | 5 | 霧島 昇 | 5 | 白虎隊 |
8 | 雪村いづみ | 3 | ヤキティ・ヤック | 7 | 小坂一也 | 3 | 心にしみるブルース |
10 | 築地容子 | 初 | 青い月夜のランデブー | 9 | 三船 浩 | 2 | 夜霧の滑走路 |
12 | 藤本二三代 | 初 | 夢みる乙女 | 11 | 神戸一郎 | 初 | 銀座九丁目水の上 |
14 | 織井茂子 | 3 | 夜が笑っている | 13 | 津村 謙 | 8 | 霧雨のけむる道 |
16 | 江利チエミ | 6 | さのさ節 | 15 | フランキー堺 | 初 | 男はよわい |
18 | 神楽坂浮子 | 初 | 三味線フラ | 17 | 三波春夫 | 初 | 雪の渡り鳥 |
20 | 越路吹雪 | 4 | 可愛いおチビさん (マ・プティット・フォーリー) |
19 | フランク永井 | 2 | 西銀座駅前 |
22 | 大津美子 | 3 | 銀座の蝶 | 21 | 若山 彰 | 2 | 氷海越えて |
24 | 二葉あき子 | 8 | 夜のプラットホーム | 23 | 林伊佐緒 | 8 | そっとこのまゝ |
26 | 藤沢嵐子 | 2 | ママ恋人が欲しいの | 25 | ジェームス繁田 | 2 | ヴォラーレ |
28 | 渡辺はま子 | 7 | 長崎のお蝶さん | 27 | 伊藤久男 | 7 | イヨマンテの夜 |
30 | 中原美紗緒 | 3 | 河は呼んでる | 29 | 旗 照夫 | 3 | 碧い空(シエリト・リンド) |
32 | 奈良光枝 | 7 | 晴着のかげに | 31 | 三浦洸一 | 3 | 街燈 |
34 | 石井好子 | 初 | ゴンドリエ | 33 | 芦野 宏 | 4 | 風船売り |
36 | 初代コロムビア・ローズ | 3 | プリンセス・ワルツ | 35 | 藤島桓夫 | 3 | 凧タコあがれ |
38 | ペギー葉山 | 5 | 年頃ですもの | 37 | 笈田敏夫 | 6 | オール・ザ・ウェイ |
40 | 楠トシエ | 2 | 銀座かっぽれ | 39 | 若原一郎 | 3 | おーい中村君 |
42 | 淡谷のり子 | 5 | ばら色の人生 | 21 | ディック・ミネ | 41 | 私の青空(マイ・ブルーへブン) |
44 | 水谷良重 | 初 | 陽気な楽団(アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド) | 43 | ダーク・ダックス | 初 | ともしび |
東郷たまみ | 初 | ||||||
沢たまき | 初 | ||||||
46 | 島倉千代子 | 2 | からたち日記 | 45 | 春日八郎 | 4 | 別れの燈台 |
48 | 宮城まり子 | 5 | ジャワの焼鳥売り | 47 | 高田浩吉 | 初 | 勇み肌千両男 |
50 | 美空ひばり | 3 | 白いランチで十四ノット | 49 | 三橋美智也 | 3 | おさらば東京 |
優勝:紅組(5) |
- 初出場
- 紅組:築地容子/藤本二三代/神楽坂浮子/石井好子/水谷良重/東郷たまみ/沢たまき
- 白組:神戸一郎/フランキー堺/三波春夫/ダーク・ダックス
- 再出場
- 紅組:荒井恵子(2年ぶり)/織井茂子(3年ぶり)
- 白組:岡本敦郎(2年ぶり)/霧島 昇(2年ぶり)
審査員
水原円裕(茂) | プロ野球・読売巨人軍監督 | 1950年よりプロ野球・読売巨人軍の監督に就任。以来、同年の時点までの在任9年で、7回ものリーグ優勝を達成、「常勝軍団」としての巨人軍の礎を築く。同年の日本シリーズでは、3年連続となるかつてのライバル・三原脩監督率いるパ・リーグ覇者・西鉄ライオンズと球史に残る熱戦を繰り広げる |
横山泰三 | 漫画家 | 1954年より朝日新聞朝刊「社会戯評」にて1コマ漫画を通じて世相・政治を軽妙に風刺し人気を得る。1954年、菊池寛賞受賞 |
稲垣 浩 | 映画監督 | 戦前は阪妻プロから松竹大船・日活、戦後は東宝と拠点を移しながら、「大菩薩峠」「宮本武蔵」「柳生武芸帳」など歴史・文芸映画の世界で多くのヒット作を生み出す。同年、戦前の自身の代表作である「無法松の一生」を三船敏郎主演によりリメイク、同年度のヴェネツィア国際映画祭でグランプリを獲得する快挙を達成する |
朝汐太郎 | 大相撲・大関 | 野性味溢れる風貌で幅広い年代から人気を獲得。同年大阪場所・十一月場所で優勝、”横綱昇進も間近”と好角家たちの注目を集める(翌年第46代横綱に昇進) |
杉村春子 | 女優 | 築地小劇場から文学座の創設に参加、戦時中末期に初演された舞台「女の一生」をはじめ、「欲望という名の列車」「華々しき一族」、映画「麦秋」「東京物語」「流れる」など、演劇・邦画史に残る名作・大作に次々と出演、豊かな表現力で観客を魅了し、日本演劇界を代表する大女優として確乎たる地位を築く |
沢田美喜 | エリザベス・サンダースホーム園長 | 三菱財閥の創設者・岩崎弥太郎の孫。1948年、終戦直後の混乱から行く宛てを失った多くの混血孤児が路頭をさまよっている現状を嘆き、孤児院「エリザベス・サンダースホーム」を創設、孤児たちの救済・教育に奔走する |
戸川エマ | 随筆・評論家 | 「文化学院」文科主任。教職を続ける傍ら、女性生活をテーマとしたエッセイ・評論を展開。読売新聞の身の上相談のほか、各種雑誌・テレビ婦人番組のコメンテーターとしても人気を得る |
赤堀全子 | 料理研究家 | 料理学校「赤堀学園」校長。NHK「きょうの料理」などテレビ放送初期の料理番組で活躍 |
大滝良子 | 視聴者代表 | |
鳥居金二 | 視聴者代表 | |
吉川義雄 | NHK芸能局長 | ※審査委員長 |
特別ゲスト、演奏バンド、ラジオ実況など
- 応援ゲスト:トニー谷/高倉 健/由利 徹/南 利明/藤家虹二(応援演奏)/武智豊子/藤間 清(剣舞)/安藤・堀内ユニークバレエ団/藤間社中/江戸っ子/アイヌ民族
- 演奏:NHKオールスターズ(オーケストラボックス)/東京放送管弦楽団(ステージ)
- 指揮:前田 環(紅組)/藤山一郎(白組)/奥田宗宏(オーケストラボックス)
- 最終更新:2015-12-04 10:03:41