新・必殺仕事人(1981〜1982年)【♯1〜♯30】
第17作「新・必殺仕事人」(第1話〜第30話まで)
- 放送期間(話数):1981/05/08〜1982/06/25(全55話)
- 本作は放送期間が「必殺」シリーズ作品としては長期(4クール超、55話)に及ぶため、編集都合から本項では全55話のうち、第1話(1981/05/08放映)〜第30話(1981/12/25放映)までの放送分につき下記にて取り扱うこととする。
- 放送時間:(金)22:00-22:54
- レギュラー・準レギュラー出演者(♯1〜30まで)
- 中村主水:藤田まこと
- 飾り職人の秀:三田村邦彦
- 三味線屋の勇次:中条きよし
- 何でも屋の加代:鮎川いずみ
- 筆頭同心・内山:須賀不二男(♯1〜12)
- 筆頭同心・田中:山内敏男[としお](♯13〜55)
- 中村りつ:白木万理
- 中村せん:菅井きん
- おりく:山田五十鈴(♯1〜3・14〜18・23〜25・37〜40・47〜49)
- スタッフ等
- 製作:山内久司(朝日放送)
- プロデューサー:仲川利久(朝日放送)/櫻井洋三(松竹)
- 脚本:野上龍雄/保利吉紀/石森史郎/工藤栄一/吉田 剛/南谷ヒロミ/長瀬未代子/林企太子/高山由紀子/望月俔東子/篠崎 好/高橋 稔/福岡恵子
- 音楽:平尾昌晃
- OPナレーション:古今亭志ん朝(三代目)
- 主題歌:「想い出の糸車」(詞・曲:山本六介/編:竜崎孝路/唄:三田村邦彦 東芝EMI)
- 監督:松野宏軌/田中徳三/工藤栄一/井上梅次/貞永方久/水川淳三/前田陽一/松本 明/黒田義之/松尾昭典
- 協力:エグラン演技集団/新演技座
- 制作協力:京都映画撮影所(松竹撮影所)
- 制作:朝日放送/松竹
- オープニングナレーション(作:山内久司、ナレーション:古今亭志ん朝(三代目))
「世の中は行くな戻るな居座るな 寝るな起きるな立つな座るな 生麦生米生卵 どじょうニョロニョロ三ニョロニョロ 合わせてニョロニョロ六ニョロニョロ しっぽ押さえりゃ頭が逃げる 頭押さえりゃしっぽが跳ねる とかくこの世は悪党揃い 悪人ヒョコヒョコ三ヒョコヒョコ 四ヒョコ五ヒョコ六ヒョコ七ヒョコ八ヒョコ九ヒョコ十ヒョコ・・・えぇい、面倒くせぃ 殺っちまえ!」
- 放送リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト | 備考 | |
製作前史 | ・前期の初期「必殺」を彷彿とさせるハードボイルド志向を追及した展開、中期の番組内容の強化とそれに伴うソフト路線への作風の変化、そして後期の”パターン”重視による保守的なストーリー展開と、様々な試行錯誤を図りながら、一時深刻な低迷ぶりに喘いでいた「必殺」シリーズの人気を見事回復軌道に乗せた前々作「必殺仕事人」の成功例を基に、製作陣は同作品を今後の新作製作に当たって”エポックメイキング”的な作品として位置づけた上で、今後のシリーズの方針について「仕事人」後期の頃から模索。その中で同作の成功の要因となった部分(女性人気を狙った演出やキャスティング手法、明朗・単純化したストーリー展開・キャラクター設定による広汎な年代層の視聴者に対する訴求力の強化等)をシリーズ全体として踏襲すると共に、シリーズの主軸である”主水”シリーズを「仕事人」の続編世界として推移・発展させていく事で更なるシリーズ人気の安定を図る方向性が導き出され、この方針を基に、”女性人気の繋ぎ止め”を狙った設定を取り入れた久々の”非主水”系作品「仕舞人」を次回作として放映、そして「仕舞人」後の作品として「仕事人」の明確な続編作品として位置づけられた本作(但し、企画当初の段階では「仕事人」の名称を引き継がず、「必殺処刑人」と番組タイトルとする計画があった)が製作される事となった。 ・”「仕事人」の明確な続編”という設定から、当初のキャスティング計画では主役の中村主水役・藤田まこと、女性人気の獲得に大きく寄与した秀役・三田村邦彦、加代役の鮎川いずみに加え、左門役を演じた伊吹吾郎もそのまま続投させる予定となっていた。しかし、伊吹がスケジュール都合により次回作序盤への撮影の参加が困難となったため、伊吹の「必殺」からの一旦降板をもって「仕事人」の放映を中断、スケジュール都合が付き次第「仕事人」の次回作に復帰する計画が立てられ。これに伴い、伊吹不在の間を埋める代役キャストの人選が進められ、「必殺」初の特別版として1981年新春に放映された「恐怖の大仕事」でのゲスト悪役として出演していた中条きよしが(同作で共演したフランキー堺の推薦が決め手となって)キャスティングされる事に(尚、当初は伊吹の一時退場→中条の代役としての登板という線で製作が進められていた経緯もあってか、本作の序盤は「仕事人」初作の終盤の撮影スケジュールを引き継ぐ形で撮影が行われ、前作「仕舞人」開始時点ですでに序盤数話の収録が済んでいた状態であったとされる)。一方、「仕事人」前期で登場した二代目の元締・おとわ役の好評ぶりや、かつて”非主水”シリーズの定番プログラムとなっていた”からくり人”の看板として”必殺”の旧来ファンから復帰の要望が多かった山田五十鈴が、本作で再び女元締格のベテラン仕事人・おりく役でシリーズに復帰する事となり、過去、シリーズで演じてきた山田が演じてきた役柄と同様に、”三味線弾き”を表稼業とし、”三味線の撥で標的の喉元を断ち切って絶命させる”という殺し技のスタイルを本作でも踏襲。この山田の役柄設定に自身のタレントイメージを加味する形で中条の配役設定も考え出され、山田演じるおりくの”義理の息子”で三味線屋(三味線張替え・出張稽古を生業とする職業)を営む遊び人気質の青年・勇次役を演じる事となった(尚、中条は本作出演のオファーを(自身が当時ドラマでのレギュラーとしての演技経験が乏しかった事情もあってか)一旦保留するつもりであったが、上記の”山田と親子の設定”という設定を聞いて一転、引き受ける決心が付いたという)。製作サイドは伊吹不在の短期リリーフ予定での起用ということもあり、”視聴率の上昇が見られなければ5話で降板してもらう”という条件をオファーを出す際に中条に付けたとされるが、本作は第1話の段階でいきなり関西で30%を超える高視聴率をマークし、中条演じる勇次のキャラクター性にも早々から視聴者からの注目が集まった事もあり、この時点で中条の以降の残留が確定(これにより、当初、初期数話のうちに復帰予定となっていた伊吹の出演は結局白紙となり、同年夏の京都・南座公演「納涼必殺まつり」への出演をもって伊吹は事実上「必殺」から”卒業”扱いに)。以後、「仕事人Ⅳ」まで”主水・勇次・秀”(これに加え、元締格・おりくに密偵・加代)の組み合わせが”主水”シリーズにおける基本布陣として定着。後期「必殺」の象徴的なキャラクターシフトとして後年まで広く浸透して行く事になる。 ・物語設定での強化策としては、おりく・勇次を親子とし、またその親子となった背景の物語として、”おりくの過去の仕置相手の子供を養子に迎えた”という設定を付け加えた事から、主水グループ(主水・秀)とおりく・勇次親子が、(主水寄りではあるが)加代を媒介として”互いに不信を抱きながらプロとして仕事を遂行してゆく”という「商売人」(1978年放送)以来の”二派対立と協力の関係”が描く事で、前作との変化と更なる世界観の拡大を図る試みが採られた。この設定はおりくが(演じる山田のスケジュール都合により)第4話以降出演が不定期となった後も全体として”協力関係”の深める描写を強めてゆく方向性へとシフトしてゆきながら、本作の物語面での重要ポイントとして描かれ続ける事となる。他方、1980年代に入り”軽チャー路線”と銘打って続々とバラエティ番組でヒット番組を打ち出し始め、急上昇ぶりを見せていたフジテレビの例から、視聴者のニーズに大きな変化が生じている事を察知した製作の山内久司はその変化に即応した”バラエティ的”な番組作りの手法を本作で本格的に導入。その結果、「仕事人」後期以上にパターン重視の傾向を強めたエピソード作りが推し進められ、各回に登場するメインゲスト俳優が演じる頼み人(被害者)側の事情をストーリーラインとして、その中に”中村家での嫁姑による主水イビリ”、”南町奉行所での上役同心による主水イビリ”、”アジトでの頼み料分配”、”出陣”、そして”殺し”の場面といったこれまでのシリーズ作品の放送の積み重ねによって徐々に名物化しつつあった場面を完全に本作で”お約束”化(”中村家”の描写が劇中の”オチ”として完全定着し、南町奉行所内での主水と上司の関係性が毎回必ず取り上げられるようになったのも本作から)。これに加え、これまでの「必殺」のネガティブイメージから脱却する狙いから、レギュラーキャラクターの性格を陽化させ(加代が本作で表稼業として”何でも屋”を開業し、金にがめついが世話見のよい年増女のキャラクターへとシフトした例がその好例)、裏稼業者同士という側面以外に、一町民同士という側面で各自の住処や職場を行き来しながらやり取りをする描写を新たな”定番”として導入した(勇次が”三味線の師匠”として中村家に出入りしている設定等)ほか、回によっては放送当時の時世・流行・事件等をエピソード作りの”元ネタ”として採用する試みを取り入れる(”時事ネタ”を積極的に取り入れるようになったのは、元々同シリーズでは脚本の遅延が生じる事が多く、それが元で撮影日程や出演者のスケジュール管理にも影響が及ぶ事も少なくなかったため、そのような事態を回避するための窮余の策として行われたものとされる)、サブタイトルを時代劇らしからぬコミカルな語を取り入れたものとする等、ソフト志向を更に一歩進め、”コメディ色”の強い場面・設定を取り入れた番組作りが試みられ、これら試みも幅広い世代に向けての番組の訴求力向上に一役買う格好となった(この結果、”コメディ色”強化、定番ネタの多用、時事ネタ多用のエピソード製作といった”「必殺」のバラエティ化”の傾向は「仕事人Ⅲ」以降、より顕著化してゆく事になる)。 |
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1 | 443 | 1981/05/08 | 主水腹が出る | 野上龍雄 | 貞永方久 | 大信田礼子(千代)/綿引 洪[勝彦](太兵衛)/浜 伸二(白井佐十郎)/阿波地大輔(中田軍兵衛)/水上保広(新助)/村上麻代(芸者) | ・本作のサブタイトルのフォーマットは原則として「主水〜(各回劇中での主水の特に印象的な言動や風体を形容した語が入る。主に「〜する」のパターンを使用)」で統一。 ・同回〜第3話までの脚本はシリーズの主力脚本陣の一人、野上龍雄が全て担当。 ・次回予告は主水役の藤田まことが担当(第20話まで)。 |
2 | 444 | 1981/05/15 | 主水気分滅入る | 野上龍雄 | 松野宏軌 | 河原崎次郎(弥吉)/風祭ゆき(おみつ)/山本 清(庄兵衛)/井上博一(勘八)/北見唯一(越後屋)/山口朱実(おしげ)/近江輝子(お万) | |
3 | 445 | 1981/05/22 | 主水子守する | 野上龍雄 | 田中徳三 | 三浦真弓(お房)/早川雄三(克三)/大木晤郎(峰松)/寺下貞信(弥平)/山本一郎(貫助)/中村明豊(平井)/河東けい(お種) | |
4 | 446 | 1981/05/29 | 主水寝言に奮う | 保利吉紀 | 前田陽一 | 小野進也(常松)/賀田裕子(おしん)/五味龍太郎(勘助)/水野靖子(おこう)/松山照夫(留五郎)/重久剛一(加倉井)/新城邦彦(定吉)/日高 久(作太郎)/三木健作(次郎) | |
5 | 447 | 1981/06/05 | 主水アルバイトする | 石森史郎 | 井上梅次 | 西沢利明(番頭・伊平)/藤木敬士[孝](井筒屋仙八)/石橋雅史(破戒僧・公然)/堀田眞三(竹腰勝之進)/入江慎也(葉村屋寛三郎)/香月美保子(お志乃)/加藤正記(松吉)/新海なつ(お梅) | |
6 | 448 | 1981/06/12 | 主水喧嘩の仲裁する | 工藤栄一 長瀬未代子 |
工藤栄一 | 秋野暢子(お染)/永井秀和(播磨屋竹造)/内田勝正(五十松)/及川智靖(高月一之進)/山口幸生(松本楼彦兵衛)/小林 泉(お紋)/藤尾 純(播磨屋)/浜田雄史(同心・佐々木)/南条好輝(定吉)/紅 萬子(佐々木の女房)/堀北幸夫(徳安) | ・後に「必殺まっしぐら!」にレギュラー出演する秋野暢子が同回メインゲストとしてシリーズ初出演。 ・同回の演出担当、工藤栄一が長瀬未代子との共同名義で脚本も担当。 |
7 | 449 | 1981/06/19 | 主水女の気持わかります | 林企太子 | 松野宏軌 | 渡辺とく子(おもん)/本郷直樹(清吉)/田中弘史(佐平)/高木二朗(泉屋仙造)/槇 健吾(長吉)/河野 実(乙次)/千代田進一(安)/伝法三千雄(嘉助)/沖ときお(江戸屋) | |
8 | 450 | 1981/06/26 | 主水端唄で泣く | 南谷ヒロミ | 井上梅次 | 水原麻記(覚妙尼)/佐山俊二(多平)/剣持伴紀(田村重蔵)/吉田豊明(筧善之助)/鮎川十糸子(のぶ) | ・同回より加代(鮎川いずみ)が表稼業として”何でも屋”を開業。これを機に金にがめつく、その一方で情に厚い一面が劇中の随所で大きくクローズアップされるようになり、この人格設定が”何でも屋”という職業設定と合わせて加代のトレードマークとして定着。 |
9 | 451 | 1981/07/03 | 主水留守番する | 高山由紀子 | 田中徳三 | 江木俊夫(政吉)/大前 均(知識)/佐藤あさみ(ふみ) | |
10 | 452 | 1981/07/10 | 主水純情する | 吉田 剛 | 田中徳三 | 草薙幸二郎(松浦俊斉)/奈月ひろ子(林妙)/佐藤宏之(林伊太郎)/宮本毬子(お糸)/常泉忠通(水野織部正)/溝田 繁(跡部大学) | |
11 | 453 | 1981/07/17 | 主水ふてくされる | 石森史郎 | 松野宏軌 | 寺田 農(善松)/石田信之(仙吉)/伊吹 徹(小沢六郎太)/常園千秋(君江) | |
12 | 454 | 1981/07/24 | 主水金一封をあてにする | 南谷ヒロミ | 水川淳三 | 宮井えりな(おれん)/荒谷公之(衛吉)/山岡徹也(竜神の伝兵衛)/海老江寛(差配) ・同回をもって筆頭同心・内川(須賀不二男)が退場。 ・レギュラー枠終了時まで多数エピソードの演出を担当した水川淳三のシリーズ初演出回。 |
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13 | 455 | 1981/07/31 | 主水体を大切にする | 長瀬未代子 | 松野宏軌 | 東山明美(お光)/佐野 守(以蔵)/玉川長太(楽太郎)/大竹修造(左平太)/波田久夫(英泉) | ・同回より、主水(藤田まこと)の新”上司”として筆頭同心・田中(山内敏男)が登場(山内は当時の藤田の所属事務所「新演技座」所属の若手俳優。藤田の推薦により抜擢)。本作での登場当初は口うるさいエリート意識の高さが見え隠れする若手同心という設定だったが、シリーズが進むにつれて、甲高い声を張り上げ、主水の言動や仕事ぶりに逐一イビリ倒す”オカマ”的なキャラクターへと変貌、このキャラ設定の変更により人気が上昇、以後、レギュラー放送終了後の期首特番時代まで(1990年秋の特別版まで)約10年近くにわたって”主水の迷上司”として完全定着、後期「必殺」を代表するサブキャラクターに(尚、この後年定着する”オカマの田中様”というキャラ設定は「仕事人」の劇場版である「納涼必殺まつり」出演時に、いま一つ同役を飲み込めずにいた山内に藤田が助言を与え、その助言を元に試験的に”オカマ口調”で同役を舞台上で演じたところ、観客や関係者の受けが良かった事から、そのままテレビ放送でも採用されたものであるという)。 |
14 | 456 | 1981/08/07 | 主水悪い夢を見る | 吉田 剛 | 田中徳三 | 佐野アツ子(お滝)/上野山功一(井上主馬)/中井啓輔(住吉茂信)/志乃原良子(お浦) | ・1981年8月14日・21日は単発ドラマ編成のため放送休止(8月14日は「山村正夫の送り火」(藤田まこと主演、出演:秋吉久美子、白木万理ほか)、21日は「異人館の遺言書」(フランキー堺主演、出演:春川ますみ、岡田眞澄ほか) |
15 | 457 | 1981/08/28 | 主水公休出勤する | 高山由紀子 | 田中徳三 | 田島令子(夕)/山本紀彦(吉五郎)/牧 冬吉(勝蔵)/天野新士(藤枝) | ・必殺シリーズの放送9周年を記念して、本作レギュラー陣に「仕事人」の左門役・伊吹吾郎をゲストとして迎えた特別公演「納涼必殺まつり 必殺・女ねずみ小僧」が京都・南座にて上演される(8月22日〜27日、出演:藤田まこと・伊吹吾郎・三田村邦彦・中条きよし・鮎川いずみ・菅井きん・白木万理、)。以後1987年まで、回を重ねる毎に上演期間を延長しながら京都・南座(尚、1982年のみ南座公演に加え名古屋・名鉄ホールでも一部キャスト変更の上開催)における8月下旬の定例興行として定着。 |
16 | 458 | 1981/09/04 | 主水家で説教する | 吉田 剛 | 水川淳三 | 鈴鹿景子(お吉)/森田順平(徳松)/剣持伴紀(仁助)/石倉英彦(由蔵)/徳田興人(仙太) | |
17 | 459 | 1981/09/11 | 主水心中にせんりつする | 高山由紀子 | 水川淳三 | 小野進也(井上)/成川哲夫(望月)/梶三和子(綾野)/西園寺章雄(鳥居外記)/吉岡靖彦(春吉)/石屋智子(夏) | ・同回サブタイトルの”せんりつする”は主水の姑・せん(菅井きん)、妻・りつ(白木万理)の名前を掛けたもの。 |
18 | 460 | 1981/09/18 | 主水上役に届け物する | 保利吉紀 望月俔東子 |
貞永方久 | 賀田裕子(おしん)/原 良子(おさわ)/牧野恵美[エミ](おその)/下元年世(徳兵衛)/玉木 潤(文太) | |
19 | 461 | 1981/09/25 | 主水夜長にガッカリする | 石森史郎 | 松野宏軌 | 稲葉義男(仲蔵)/葉山良二(久坂主膳)/谷口 完(石見屋)/新谷由美子(おゆき) | |
20 | 462 | 1981/10/02 | 主水つらく夜勤する | 石森史郎 | 田中徳三 | 黒部 進(弘前屋)/風間舞子(常磐津の師匠・右左駒)/平野正人(紋太)/森 一朗(仙吉) | 同回より福島県での放送ネットが福島テレビ(TBS・フジテレビ系のクロスネット局)から前日に開局したテレビ朝日単独ネット局・福島放送に移行(同移行に伴い、放送時間も遅れネットからキー局同時ネットに変更)。 |
21 | 463 | 1981/10/09 | 主水左遷を気にする | 吉田 剛 | 工藤栄一 | 御木本伸介(相模屋勘助)/弓 恵子(お銀)/仁和令子(おこう)/細川純一(伝次) | ・同回より藤田に代わり加代役の鮎川いずみが次回予告を担当(以後、「仕事人Ⅳ」の後期(第24話~43話(最終話)まで。この時期は藤田が再び次回予告を担当)を除き、「仕事人Ⅴ・激闘編」までの「仕事人」シリーズ作品の全放送回につき鮎川は次回予告を担当)。 |
22 | 464 | 1981/10/16 | 主水浮気する | 高橋 稔 | 松本 明 | 赤座美代子(お園)/平田 満(松永軍十郎)/神田 隆(金杉の仁兵衛)/田畑猛雄(駒形屋)/大橋壮多(兵六)/北見唯一(魚辰) | ・「必殺仕業人」(1976年)序盤で一旦「必殺」の演出陣から離脱した松本明が同回の演出で約6年ぶりにシリーズに復帰。 ・同回のゲストの一人、平田満は同時期の「必殺」の裏番組、「想い出づくり。」(TBS系)に準レギュラー出演した他、「北の国から」(フジテレビ系)の終盤にゲスト出演の実績あり。 |
23 | 465 | 1981/10/23 | 主水かくれて夜勤する | 南谷ヒロミ | 黒田義之 | 本阿弥周子(お袖)/松橋 登(総吉)/内田喜郎(花蝶(藤之助))/西山辰夫(玉山)/石倉英彦(順次郎) | |
24 | 466 | 1981/10/30 | 主水泣いて減食する | 吉田 剛 | 貞永方久 | 竹井みどり(おくみ)/佐藤仁哉(俊平)/妹尾和夫(藩士・前川)/根岸一正(藩士・西尾)/永野辰弥(家老・堀内) | |
25 | 467 | 1981/11/06 | 主水猫を逮捕する | 南谷ヒロミ | 松野宏軌 | 犬塚 弘(南町奉行・日高)/早乙女愛(おひさ)/高野真二(根津の鉄蔵)/升 毅(三枝吉之助)/日高 久(松吉) | |
26 | 468 | 1981/11/27 | 主水仮病休みする | 石森史郎 | 松尾昭典 | 早川 保(島本勝之進)/林 泰文(太市)/北條清嗣(支倉玄蕃)/高瀬将嗣(仁吉)/山口朱実(お春)/下元年世(同心・鈴木) | ・殺陣師の高瀬将嗣が俳優としてゲスト出演(元々高瀬は1970年代はアクション映画を中心に俳優として活動しており、1980年代に入ってから俳優業と並行する形で殺陣師としての活動を本格化させるようになった)。 |
27 | 469 | 1981/12/04 | 主水出張する | 南谷ヒロミ | 工藤栄一 | 織本順吉(恩地伊織)/高峰圭二(須藤信之丞)/辻 萬長(井川将監)/今出川西紀(小玉)/市川靖子(日輪)/藤江リカ(時枝) | ・同回をもってシリーズ初期より主力演出陣の一角を担い続けた工藤栄一が一旦シリーズから離脱。工藤は「必殺」のソフト路線転換に懐疑的な意見を持っており、この路線でのシリーズ安定化を模索する製作陣と意見が対立、このことが尾を引いて「必殺」の演出から(一時的に)離れる事となった(但し、翌年秋にシリーズ10周年を記念して製作されたスペシャル版第2弾「仕事人大集合」に関しては”1回限り”という条件付きで演出を担当。その後、1985年にハード志向の作風への回帰を目指した”非主水”シリーズの新作として「橋掛人」が製作されるに当たり、本格的に演出ローテーションに復帰)。 |
28 | 470 | 1981/12/11 | 主水弁解する | 篠崎 好 | 松野宏軌 | 奈良富士子(お絹)/牧 冬吉(筆頭与力・上田)/高木二朗(上総屋)/永井秀男(清太郎)/五味龍太郎(丑松) | ・後期「必殺」において多数のエピソードのシナリオを担当した篠崎好のシリーズ初脚本担当回。 |
29 | 471 | 1981/12/18 | 主水ねこばばする | 石森史郎 福岡恵子 |
田中徳三 | 宗方勝巳(原田毅一郎)/堀内正美(遊)/有吉ひとみ(なか)/米村嘉洋(新吉)/田中 綾(なつ) | |
30 | 472 | 1981/12/25 | 主水御用収めする | 南谷ヒロミ | 田中徳三 | はしだのりひこ(耳次)/桂木 文(およめ)/中井啓輔(袋物問屋・武蔵屋)/田中弘史(与力・服部)/浜田雄史(堀内の側近・和田)/松葉由起(武蔵屋女房) |
※後期(第31話〜第55話)の放送回一覧は”「新・必殺仕事人」(♯31〜♯55)の項にて記載。
- 最終更新:2016-02-23 04:17:02