必殺仕置屋稼業(1975〜1976年)

第6作「必殺仕置屋稼業」

  • 放送期間(話数):1975/07/04〜1976/01/09(全28話)
  • 放送時間:(金)22:00-22:55(1975/09/26放送まで)→(金)22:00-22:54(1975/10/03放送〜)
  • レギュラー・準レギュラー出演者
    • 市松:沖 雅也
    • 印玄:新 克利
    • 捨三:渡辺篤史
    • 亀吉:小松政夫(♯1〜13・16〜19・22〜25)
    • 与力・村野:宗方勝巳(♯2〜5・7〜9・11・12・16・17・19〜21・23〜25・27・28)
    • おこう:中村玉緒(♯1〜9・11・13・15〜22・24〜26・28)
    • おはつ:石原初音(♯2〜11・13〜17・19・21〜23・25〜27) 
    • おふく:近江麗江(♯2・4・9・16)
    • るみ:香川留美(♯3〜6・8・9・13・20・22)
    • のぞみ:星野のぞみ(♯3〜6・8・9・13・17・20・22・28)
    • 中村せん:菅井きん
    • 中村りつ:白木万理
    • 中村主水:藤田まこと(※本作の実質上の主役)
  • スタッフ等
    • 制作:山内久司・仲川利久(朝日放送)/櫻井洋三(松竹)
    • 脚本:安倍徹郎/國弘威雄/猪又憲吾/村尾 昭/野上龍雄/中村勝行/素 一路[保利吉紀]/田上 雄/横光 晃
    • 音楽:平尾昌晃
    • 編曲:竜崎孝路
    • 撮影:石原 興 
    • ナレーション:草笛光子(次回予告ナレーション:野島一郎(ABCアナウンサー))
    • 主題歌:「哀愁」(詞:片桐和子/曲:平尾昌晃/編:竜崎孝路/唄:葵三音子 ビクターレコード)
    • 監督:蔵原惟繕/工藤栄一/松野宏軌/大熊邦也/松本 明/三隅研次/田中徳三/渡邉祐介
    • 制作協力:京都映画撮影所(松竹撮影所)
    • 制作:朝日放送/松竹
  • オープニングナレーション(作:早坂 暁、ナレーション:草笛光子)
 「一筆啓上火の用心 こんち日柄も良いようで あなたのお命貰います 人のお命頂くからは 何れ私も地獄道 右手に刃を握っていても にわか仕込みの南無阿弥陀仏 まずはこれまで あらあらかしこ」
  • 放送リスト
話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト 備考
製作前史 ・前作「必殺必中仕事屋稼業」の後期が在阪ネットチェンジ(腸捻転解消)の余波から視聴率が急落、一時はシリーズの打切りが一部関係者の間で検討される事態に陥った事や、一方で「仕事屋稼業」の放送枠移動後にTBS系土曜22時台で放送が開始され、当時高視聴率を得ていた「影同心」(東映・毎日放送製作)の物語設定が”闇の死刑執行人である同心たちの暗躍物語”というあからさまな「必殺」の人気キャラクター・中村主水(藤田まこと)の設定からヒントを得たと思しき内容(当時の一部テレビ情報誌での「影同心」の出演者インタビューでも”(「影同心」が「必殺」の枠移動により始まった番組である事情を踏まえて)そのへんの事情を意識しないといえばウソになる”との発言が掲載されている)であったことに強い危機感と不満を感じた製作サイドは、”打倒「影同心」”を旗標に”本家”中村主水(藤田まこと)を三度登板させ、彼を中心に据えた新作品として本作を企画・製作(「主水シリーズ」第3弾)。藤田のほか、”「必殺」らしい”キャスティングによる人気の回復を企図して、「仕置人」以来に沖雅也(市松役)、第1作「必殺仕掛人」以来に中村玉緒(仲介人・おこう役)がレギュラーとしてシリーズ再登板。沖が演じた「市松」役は、後の「仕事人」全盛期の人気キャラクター、三味線屋の勇次(演:中条きよし)、組紐屋の竜(演:京本政樹)に繋がる”美形殺し屋”の系譜の基礎としてシリーズ史にその名が刻まれることに。
・これまでのシリーズ作品と同様、キャスト面での”ホームドラマ要素の導入”という観点は本作でも継承され、本作では前々作「仕留人」の石坂浩二、前作「仕事屋稼業」の岡本信人と同じく、TBS系の石井ふく子作品の活躍が顕著だった新克利を起用。当時の自身のイメージとは大きくかけ離れた”躁鬱の破戒僧”という設定の印玄役を怪演。
・本作で主水の役職が「仕置人」以来続いた北町奉行所定町廻りから南町奉行所定町廻りに”栄転”。新任地や家庭の中で悪戦苦闘する主水の”表の顔”をよりコミカル化するため、主水配下の目明し・亀吉役として、当時コメディアンとして人気を得ていた小松政夫を、主水の”心の恋人”という設定で食堂の女中・おはつ役に一般公募により石原初音をそれぞれ起用。また本作より劇中の”中村家”の場面を大幅に増加、せん(菅井きん)・りつ(白木万理)による”いびり”のシーンが原則毎話挿入されるようになり、後の「仕事人」全盛期に繋がる本シリーズのコミカル要素の基礎も本作で築かれる格好となった。
・上記の通り物語上の主役は主水であり、新聞テレビ欄や「週刊TVガイド」等で掲載された当時の番組広告・各種宣伝ポスター等でも同役を演じる藤田が先頭に記載されているが、本放送時のキャスト表記では市松役の沖雅也がトップクレジットで扱われ、藤田はトメ扱いとなった。これは当時の沖の所属事務所の社長であり沖の養父でもある日景忠男が主水の主人公扱いにクレームを入れた事に伴う措置であり、これに対して藤田サイドも抗議を行ったが、キャストロール上での藤田の名を「起こし」(キャスト名が起き上がるように表記)として、「同作の主役はあくまでも主水」という点を強調させる配慮を行う事でこの時点では一応の解決を見た(しかし、次なる「主水シリーズ」作品である「必殺仕業人」でも引続き藤田は「トメ」に回されたことで主水の主役問題が再燃。これが後に「新・必殺仕置人」製作時の藤田のシリーズ降板問題と大幅な製作スケジュールの遅滞をもたらす遠因となった)。
・津坂章匡、岡本信人に続く新たな男性密偵役キャストとして、山内の強い推薦により渡辺篤史(捨松)がシリーズ初登板(前作「仕事屋稼業」に出演した林隆三同様、渡辺も過去に山内プロデュースのドラマ(「お荷物小荷物」)に出演経験あり)。本作の好演ぶりから次作「仕業人」も同一の役で渡辺は連続登板を果たす。
1 149 1975/07/04 一筆啓上地獄が見えた 安倍徹郎 蔵原惟繕 谷村昌彦(与力・高畑)/高木 均(近江屋利兵衛)/工藤明子(おみよ・おいと<二役>)/浜田 晃(番頭・参造)/金井進二(伝次)/小田切通麿(瓦屋仙助)/田畑猛雄(同心・坂井)/西山辰夫(与力・牧野) ・本作のサブタイトルの形式は「一筆啓上が見えた」で統一。
2 150 1975/07/11 一筆啓上罠が見えた 中村勝行 松本 明 津川雅彦(鳶辰)/今出川西紀(おみつ)/石山律雄(源次)/北村英三(大和屋)/成瀬 正(高岩)/内村レナ(鳶辰の情婦) ・本作での主水(藤田まこと)の”上司”である与力・村野(宗方勝巳)、主水の行きつけの食堂で働く少女・おはつ(石原初音)が同回より登場。
3 151 1975/07/18 一筆啓上紐が見えた 村尾 昭 松野宏軌 中尾 彬(加吉)/江幡高志(富蔵)/小林勝彦(同心・奥村)/津路寿々代(おさと)  
4 152 1975/07/25 一筆啓上仕掛が見えた 中村勝行 大熊邦也 大滝秀治(桔梗屋仁左衛門)/山本 學(高田京楽)/竹下景子(お美津)/北見唯一(江戸屋長五郎)/横沢祐一(火消し伝八)/古川ロック(八百久)  
5 153 1975/08/01 一筆啓上幽鬼が見えた 安倍徹郎 松野宏軌 川合伸旺(円屋高兵衛)/菅貫太郎(絵師・国春)/二宮さよ子(菊次)/三条泰子(およう)/森崎由紀(おしん)/志賀 勝(竹次郎)/大木正司(小八)  
6 154 1975/08/08 一筆啓上怨霊が見えた 國弘威雄 蔵原惟繕 和田浩治(清二郎)/西尾三枝子(おその)/原田清人(花森源蔵)/堺左千夫(喜助)/岡本 崇(信一郎)  
7 155 1975/08/15 一筆啓上邪心が見えた 村尾 昭 蔵原惟繕 今井健二(堀内以蔵)/入江若葉(おちか)/河原崎次郎(矢之助)/花上 晃(茂作)/浜田雄史(清十郎)/高並 功(鶴造)  
8 156 1975/08/22 一筆啓上正体が見えた 素 一路
(保利吉紀)
大熊邦也 吉行和子(おしま)/織本順吉(山崎格之進)/藤岡重慶(伊勢屋)/田口 計(辰平)/西山辰夫(与力・真部)/田端猛雄(銀次)/原田あけみ(おみよ)  
9 157 1975/08/29 一筆啓上偽善が見えた 保利吉紀 松野宏軌 寺田 農(蛙亭文蝶)/長谷川明男(孫兵衛)/津田京子(おきく)/野口貴史(清太)/須賀 良(三次)/天王寺虎之助(江戸屋) ・前作「仕事屋稼業」よりシリーズの脚本ローテーションに加わった素一路が同回脚本より「保利吉紀」にペンネームを変更。
10 158 1975/09/05 一筆啓上姦計が見えた 田上 雄 松本 明 横内 正(安田弥一郎)/伊藤孝雄(土方左馬之介)/弓 恵子(志津)/波田久夫(佐々木兵庫)/柳原久仁夫(瀬川一夫)/伊藤洋一(小太郎)  
11 159 1975/09/12 一筆啓上悪用が見えた 中村勝行 松野宏軌 大木 実(黒門町の左平次)/松本留美(お栄)/平泉 征(伊三郎)/鶴田 忍(駕籠屋・源造)/小林尚臣(駕籠屋・辰次)/芝本 正(徳兵衛) ・「仕掛人」の西村美代役、松本留美が2度目の別役でのゲスト出演。
12 160 1975/09/19 一筆啓上魔性が見えた 安倍徹郎 蔵原惟繕 岸田 森(銀次)/中川梨絵(おるい)/近藤 宏(ろく)/出水憲司(参造)/山村弘三(留吉)  
13 161 1975/09/26 一筆啓上過去が見えた 村尾 昭 三隅研次 武原英子(およね)/遠藤太津朗(伝兵衛)/松山照夫(清吉)/松川純子(おふく)/水上竜子(おしん)/谺のぶ子(おとき) ・初期シリーズを支えた三隅研次の最終演出エピソード(既に三隅は前作「仕事屋稼業」の頃から癌で闘病中の身にあり、病を押しながら撮影クルーに参加していたが、同回の撮影中(時期的には1975年8月頃と推定される)に病状が急変し緊急入院、そのまま同放送の前日である1975年9月25日に54歳の若さで急逝。結果的に、同演出回が三隅にとってのシリーズ最終演出回となると同時に、生前最後の映像での演出作品となった)。
14 162 1975/10/03 一筆啓上不義が見えた 國弘威雄 松野宏軌 米倉斉加年(長門屋治平)/佐々木剛(浅吉)/田島令子(おそで)/大木悟郎(丹蔵)/平沢 彰(源七) ・同回より宮城県での放送ネットが東北放送(TBS系・遅れネット)から東日本放送(NET系・同時ネット。1975年10月に開局)に移行。
・広島ホームテレビ(広島県での放送ネット局)での放送体制が遅れネットから同時ネットに移行(番組販売扱いでネットを行っていたフジテレビ系番組がこの年10月にフジ単独ネットの新局としてテレビ新広島が開局し、全て同局に移行したことに伴う)。但し、この間の編成調整の影響から前週の第13話は本放送時には代替できる放送枠を確保できず未放送となった。
15 163 1975/10/10 一筆啓上欺瞞が見えた 國弘威雄 蔵原惟繕 山田五十鈴(たか)/綿引 洪[勝彦](佐一郎)/外山高士(勘次郎)/牧野義介(仙太)/杉本孝次(小栗克之進) ・後に「必殺からくり人」シリーズ・「必殺仕事人」シリーズで長らく女元締役としてレギュラー登板することとなる山田五十鈴が被害者役で同回の特別ゲストとしてシリーズ初出演(前作「仕事屋稼業」に実娘の嵯峨三智子がゲスト出演した回(第16話)を見た際、山田自身が同シリーズへの出演を希望したことから本作へのゲスト出演が実現)。山田への配慮から同回のみEDのキャスト・スタッフロールも通常とは異なる仕様となった。
16 164 1975/10/17 一筆啓上無法が見えた 保利吉紀 大熊邦也 菅貫太郎(久坂房次郎)/穂積隆信(稲村)/小鹿 番(古泉堂)/秋谷陽子(お糸)/芝本 正(勘定方役人・佐野)/道井和仁(伊織)/不破 潤(滝沢)/藤山喜子(おちか)  
17 165 1975/10/24 一筆啓上裏芸が見えた 保利吉紀 松本 明 浜田寅彦(羽左衛門)/嵯峨善兵(六兵ヱ)/上野山功一(向坂右門)/白川みどり(お蝶)/森崎由紀(お雪)/大竹修造(弥吉)/田端猛雄(紋次)  
18 166 1975/10/31 一筆啓上不実が見えた 野上龍雄 蔵原惟繕 石橋蓮司(巳代吉)/横山リエ(お仲)/五味龍太郎(勘定奉行・大山勝之進)/長谷川弘(香具師元締・喜三郎)/浜 伸二(弥助)/阿木五郎(藤造)  
19 167 1975/11/07 一筆啓上業苦が見えた 安倍徹郎 工藤栄一 佐藤 慶(修験者・全覚)/石橋雅史(正覚)/汐路 章(囚人・弥蔵)/田中 弘(小出俊蔵)/波田久夫(田所隼人正)/成瀬 正(正木) ・「仕事人」以降の後期シリーズにおける常連悪役ゲストの一人・石橋雅史のシリーズ初出演回。
20 168 1975/11/14 一筆啓上手練が見えた 中村勝行 渡邉祐介 中村敦夫(疾風の竜)/阿藤 海(四天王)/北村英三(石神辰五郎)/ひろみどり(おふみ)/島 米八(伊佐吉)/桑垣浩子(お千代) ・次作「必殺仕業人」及び「翔べ!必殺うらごろし」でレギュラー登板することとなる中村敦夫がシリーズ初出演(同回の脚本は中村の実弟である中村勝行が担当)。シリーズ第1作「必殺仕掛人」放送開始時の強力な裏番組であった「木枯し紋次郎」(フジテレビ系)の主役を演じた中村がかつてのライバル番組に初登場したことが俄かに話題となった(尚、中村は本作より以前に、「必殺」とほぼ同様の製作陣により別枠で放映された「おしどり右京捕物車」(1974年4月〜9月放送)に主役として起用されており、これが本作のゲスト出演、及び次作「仕業人」への本格起用へと繋がった)。
・シリーズ前期〜中期にかけての常連悪役・阿藤海(現・快)のシリーズ初出演回。
21 169 1975/11/21 一筆啓上迷夢が見えた 保利吉紀 大熊邦也 志村 喬(奉行・鳥居)/神田 隆(泉屋)/花紀 京(千里)/稲野和子(お袖)/内田勝正(勘助)/近藤 宏(日暮) ・後に「新・必殺仕舞人」にレギュラー登板することとなる吉本新喜劇の看板コメディアン・花紀京がシリーズ初出演(元々、主役の藤田まことと花紀は1960年代初頭より「てなもんや三度笠」「どたんば波止場」(何れもABC・TBS系)などの公開コメディ番組等で度々共演した縁で親交が厚かったほか、朝日放送系でもこの時期、吉本新喜劇の放送枠があった縁から同局とも強い関係を持っていたために製作の山内久司とも旧知であったため、同シリーズには度々コメディアンとしてではなく”役者”扱いで花紀はゲストとして起用されており、これら客演時での演技が後の「新仕舞人」のレギュラー登板に繋がった)。
22 170 1975/11/28 一筆啓上狂言が見えた 横光 晃 松野宏軌 稲葉義男(三原屋宗右衛門)/蟹江敬三(浅吉)/大関優子(おりん)/国一太郎(浜田屋)  
23 171 1975/12/05 一筆啓上墓穴が見えた 保利吉紀 松野宏軌 戸浦六宏(榊)/吉沢京子(お篠)/山本紀彦(清吉)/大橋壮多(子分)  
24 172 1975/12/12 一筆啓上血縁が見えた 猪又憲吾 田中徳三 長谷川明男(伝蔵)/荒砂ゆき(おきぬ)/葵三音子(おみね)/宮前ゆかり(おかよ)/中村錦司(丹波屋助右ヱ門) ・本作の主題歌「哀愁」を歌う葵三音子がゲスト出演(劇中で「哀愁」の一節を披露する場面が特別に用意された)。
25 173 1975/12/19 一筆啓上不倫が見えた 中村勝行 大熊邦也 市原悦子(志乃)/寺田 農(清吉)/小笠原良知(岡崎左門)/谷口 完(三州屋惣兵ヱ)/永田光男(相模屋勘右ヱ門)/五味龍太郎(弥助)/山口朱美(茶屋の女) ・後に「翔べ!必殺うらごろし」にレギュラー登板することとなる市原悦子がシリーズ初出演。
26 174 1975/12/26 一筆啓上脅迫が見えた 保利吉紀 松野宏軌 美川陽一郎(富蔵)/高峰圭二(鉄吉)/山本麟一(弥七)/唐沢民賢(水村)/志摩みづえ(お京)/西川ヒノデ(益田屋)/国広富之(女衒)  
27 175 1976/01/02 一筆啓上大奥が見えた 國弘威雄 渡邉祐介 竹下景子(みわ)/本阿弥周子(おさと)/山田禅二(横溝甚兵衛)/佐藤京一(戸田左近)/ひろみどり(おとき)/波田久夫(岩田外記)  
28 176 1976/01/09 一筆啓上崩壊が見えた 村尾 昭 蔵原惟繕 観世栄夫(睦屋佐兵衛)/大林丈史(徳太郎)/沼田曜一(伊蔵) ・印玄(新克利)、おこう(中村玉緒)が殉職。
・市松(沖雅也)も奉行所に捕われの身となったものの、主水(藤田まこと)と捨松(渡辺篤史)の助力により逃亡に成功。しかし、この一件の責任を取らされる形で主水は南町定町廻りから小伝馬町牢屋敷見回りに”降格”。次作「仕業人」ではこの降格により主水(とその一家)が経済的に困窮し、その足しとして裏仕事に貪欲に励む様子が物語の基本軸として描かれる事に。

  • 最終更新:2015-07-17 04:54:42

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