必殺仕業人(1976年)
第7作「必殺仕業人」
- 放送期間(話数):1976/01/16〜1976/07/23(全28話)
- 放送時間:(金)22:00-22:54
- レギュラー・準レギュラー出演者
- 赤井剣之介:中村敦夫
- やいとや又右衛門:大出 俊(♯1〜25・28)
- お歌:中尾ミエ
- 捨三:渡辺篤史(♯1〜12・14〜28)
- 出戻り銀次:鶴田 忍(♯1〜22・24〜28)
- お澄:二本柳俊衣(♯2〜6)
- 間借りの玄覚:田渕岩夫(♯7〜9)
- 千勢:岸じゅんこ(♯10〜28)
- 同心・島忠助:美川陽一郎(♯1〜11・13・15・16)
- 中村せん:菅井きん
- 中村りつ:白木万理
- 中村主水:藤田まこと(※本作の実質上の主役)
- スタッフ等
- 制作:山内久司・仲川利久(朝日放送)/櫻井洋三(松竹)
- 脚本:安倍徹郎/國弘威雄/猪又憲吾/野上龍雄/田上 雄/中村勝行/保利吉紀/松田 司/横光 晃/南谷ヒロミ
- 音楽:平尾昌晃
- 編曲:竜崎孝路
- 撮影:石原 興
- ナレーション:宇崎竜童
- 主題歌:「さざなみ」(詞:荒木一郎/曲:平尾昌晃/編:竜崎孝路/唄:西崎みどり ミノルフォンレコード)
- 挿入歌:「西陽の当たる部屋」(詞・唄:荒木一郎/曲:平尾昌晃/編:竜崎孝路 トリオレコード)
- 監督:工藤栄一/蔵原惟繕/松本 明/松野宏軌/大熊邦也/渡邉祐介/高坂光幸
- 制作協力:京都映画撮影所(松竹撮影所)
- 制作:朝日放送/松竹
- オープニングナレーション(作:早坂 暁、ナレーション:宇崎竜童)
「あんた、この世をどう思う どうってことねぇか あんたそれでも生きてんの この世の川を見てごらんな 石が流れて木の葉が沈む いけねぇなぁ、面白いかい あんた死んだふりはよそうぜ やっぱり木の葉はピラピラ流れて欲しいんだよ 石ころはジョボンと沈んでもらいてぇんだよ おい、あんた聞いてんの、聞いてんのかよ あら、もう死んでやがら あぁ 菜っ葉ばかり食ってやがったからなぁ」
- 放送リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト | 備考 | |
製作前史 | ・前作「必殺仕置屋稼業」に引続き中村主水(藤田まこと)、捨三(渡辺篤史)が連続登板(「中村主水シリーズ」第4弾)。前作「必殺仕置屋稼業」最終回での同心としての失態(囚われの身となった仕置人仲間・市松(沖雅也)の逃亡に加担)の責めにより最下層の牢屋見回りに降格されたことにより経済的に困窮する主水とその一家(本作では妻・りつ(白木万理)、姑・せん(菅井きん)と主水の団欒シーンではせん・りつが傘貼りの内職に精を出す描写や、間借り人を募ってその賃貸料を生活の足しとするといった新機軸が導入されている)、その日暮しの大道芸人としての生活を強いられる新キャスト・赤井剣之介(中村敦夫)やその恋仲・お歌(中尾ミエ)の姿がクローズアップされたことや、又右衛門(大出俊)を含め”仕業人”たちの相互の結び付きはあくまでも金銭のみという設定に力点が置かれた結果、「銭を貰って悪を成敗する」というシリーズの基本原点が更に強調され、シリーズ史上屈指のドライな作風に。映像演出面でも、前作との変化を付ける目的もあり”美形キャラクター”市松(演:沖雅也)の登場シーンを中心に”映像美”を重視した「仕事屋稼業」からは一転、荒廃した世界観を重視した”泥臭さ”の強い映像作りが試みられた。 ・本作も前作に続き、藤田が事実上の主演であり、前作と同じく各テレビ情報誌・新聞広告等では藤田が序列で先頭に来るように記載がなされていたが、かつての裏番組であり、元々の同シリーズ企画の発端ともなっている「木枯し紋次郎」の主演俳優・中村敦夫を新たにレギュラーに迎える点が放送前から話題に上っていた事や、中村演じる剣之介とお歌(中尾ミエ)の”悲恋”が本作の物語世界の象徴として位置づけられた事もあり、本放送時のEDキャストクレジット上では中村敦夫が”トップ”として処遇され、本作でも藤田は”トメ”扱いに据え置かれる事となった。これに対して藤田サイドは前作同様に猛反発(特に本作に関しては、藤田側への製作側からの何らの事情説明もないままにキャスト順を本作でも”トメ”に回すことが製作側の一方的な判断で決定してしまったことが藤田が当時所属していた渡辺プロの逆鱗に触れた主因であったとされる)。このため、同作では”ズーム”による異例のキャスト表記の強調により、藤田サイドの抗議を最小限に抑える方策が採られることとなった。 ・ナレーターには前年「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が大ヒットしたダウンタウン・ブギウギバンドのボーカル・宇崎竜童を起用。これに合わせ、サブタイトルの形式も右楽曲でのフレーズをベースとした「あんた〜(を)どう思う」で統一されている。 ・後に主水のトレードマークとして定着する”襟巻”姿が登場したのは本作から(本作序盤の撮影時の寒さを凌ぐために藤田は現場では主水のいでたちをしたままマフラーを着用しており、その姿で本編撮影に参加したところ演出陣から好評を得たため、”襟巻姿”が定着することとなったとされる)。 |
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1 | 177 | 1976/01/16 | あんたこの世をどう思う | 安倍徹郎 | 工藤栄一 | 安田[大楠]道代(お未央の方)/木内みどり(おりん)/絵沢萌子(老女・松乃)/天野新士(小沢勘兵衛)/汐路 章(伝蔵)/下元年世(久助)/玉生司朗(井口)/寺下定信(源兵ヱ)/左名手ひさ子(おしげ)/大重絹子(腰元) | |
2 | 178 | 1976/01/23 | あんたこの仕業をどう思う | 田上 雄 | 松本 明 | 津川雅彦(田島屋伝兵衛)/今井健二(大村兵庫)/本阿弥周子(お竜)/石山律雄(喜久三)/有馬昌彦(大和屋清左ヱ門)/三浦徳子(内儀・お松)/志乃原良子(お光)/加茂雅幹(番頭)/横堀秀勝(やくざ) | ・同回より最初の中村家の間借り人・お澄(二本柳俊衣)が登場(第6話まで)。 |
3 | 179 | 1976/01/30 | あんたあの娘をどう思う | 野上龍雄 | 工藤栄一 | 宍戸 錠(花輪東十郎)/テレサ野田(お市)/ロミ山田(お蝶)/伊達正三郎(戸崎一馬)/松田 明(文造)/鳴尾よね子(お吉)/堀北幸夫(町同心)/浜 伸二(牢役人)/湯川 勉(浪人) | ・初期シリーズで多数のエピソードの演出を担当した松本明が同回をもって一旦シリーズの演出陣から離脱(のちに「新・必殺仕事人」で限定復帰)。 |
4 | 180 | 1976/02/06 | あんたこの親子をどう思う | 安倍徹郎 | 蔵原惟繕 | 小山明子(お遊)/森塚 敏(兵蔵)/大林丈史(与助)/横山リエ(お菊)/藤間文彦(丈太郎)/三上左京(文次)/黛康太郎(岡っ引・参造)/吉田聖一(同心・武田)/倉谷礼子(女中・お米) | ・第3作「助け人走る」に辻平内(演:中谷一郎)の元妻・綾役で準レギュラー出演した小山明子が別役でゲスト出演。 |
5 | 181 | 1976/02/13 | あんたこの身代りどう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 小坂一也(伸吉)/佐々木剛(清太郎)/赤座美代子(おとせ)/梅津 栄(和泉屋藤兵衛)/長谷川弘(益田屋長次郎)/不破 潤(由造)/武 周暢(宇之助)/森みつる(おらん)/松井加容子(およね) | |
6 | 182 | 1976/02/20 | あんたこの裏切りどう思う | 保利吉紀 | 松野宏軌 | 南原宏治(仙蔵)/大木 実(甚八)/沢村宗之助(浜田屋)/伊藤敏孝(勘太)/田端猛雄(浅吉)/伊藤利子(お菊)/日高 久(相模屋)/千葉敏郎(用心棒)/遠山二郎(久六) | |
7 | 183 | 1976/02/27 | あんたこの仇討どう思う | 國弘威雄 | 工藤栄一 | 村井国夫(芦川次郎左ヱ門)/深江章喜(聖天の政五郎)/石山雄大(草壁大蔵)/花紀芽美(おさよ)/八木孝子(おはま)/大竹修造(生駒屋清三郎)/香月京子(おはる)/下元年世(仙六)/森下鉄朗(政吉) | ・同回より2人目の中村家の間借り人・玄覚(田渕岩夫)が登場(第9話まで)。 |
8 | 184 | 1976/03/05 | あんたこの五百両どう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 戸浦六宏(坂部将監)/唐沢民賢(脇田真八郎)/織本順吉(牧野十郎左衛門)/三原葉子(楓)/波田久夫(赤松刑部)/千葉 保(勘右ヱ門)/森 秀人(番頭)/花岡秀樹(徒目付)/伊波一夫(植木職) | |
9 | 185 | 1976/03/12 | あんたこの仕組をどう思う | 猪又憲吾 | 松野宏軌 | 中原早苗(おたか)/柴田美保子(およう)/早川 保(秋葉兵庫)/大重絹子(お梅)/林 恭子(かえで)/明石螢子(おさい)/丘 夏子(おもん)/芦田鉄雄(大月)/笹 吾朗(伊蔵) | |
10 | 186 | 1976/03/19 | あんたこの宿命をどう思う | 村尾 昭 | 蔵原惟繕 | 大滝秀治(弥蔵)/伊吹新吾(伊平)/山口朱美(おゆう)/山本 清(勘助)/多田和生(又右衛門<幼少期>)/宮ヶ原淳一(太吉)/並木 稔(牢名主)/浜田雄史(同心・井口)/滝 譲二(同心・中井) | ・同回より3人目の中村家の間借り人・千勢(岸じゅんこ)が登場。以後、最終話まで主水・せん・りつに千勢が加わる形で中村家の描写が為されることに。 |
11 | 187 | 1976/03/26 | あんたこの根性をどう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 吉田日出子(おさと)/阿藤 海[快](粂八)/南州太郎(宇之吉)/桑山正一(惣五郎)/溝田 繁(須藤)/大橋壮多(下っ引)/広田和彦/三笠敬子(女郎)/水上千湧子/中原鐘子 | |
12 | 188 | 1976/04/02 | あんたこの役者どう思う | 松田 司 | 松野宏軌 | 浅利香津代(お染)/嵐 圭史(菊三)/中村靖之介(月之助)/広沢瓢右衛門(デロリン祭文の瓢念)/北相馬宏(猿十郎[三五郎])/嵐まこと(雪之助)/里吉 健(花之助)/丸尾好広(旅人)/小林加奈枝(遣手婆さん) | |
13 | 189 | 1976/04/09 | あんたこの神隠しどう思う | 野上龍雄 | 工藤栄一 | 山田吾一(玄拓)/和田幾子(おとよ)/荒砂ゆき(お眉)/三戸部スヱ(お六)/志乃原良子(お久)/島村昌子(お時)/野崎善彦(由造)/左名手ひさ子(おかね)/遠山 欽(宇平) | |
14 | 190 | 1976/04/16 | あんたこの勝負をどう思う | 安倍徹郎 | 松野宏軌 | 中尾 彬(萩田道安)/長塚京三(竹次郎)/三浦真弓(おかな)/田辺一鶴(天下斎楳楽)/松井加容子(まつ)/谷口 完(勘兵衛)/波田久夫(大槻)/西山嘉孝(辰五郎)/市川男女之助(清兵衛) | |
15 | 191 | 1976/04/23 | あんたこの連れ合いどう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 市原悦子(おふく)/清水紘治(早瀬源四郎)/菅貫太郎(岩松)/高峰圭二(吉之助)/松村康世(おはま)/永野達雄(大黒屋藤兵衛)/北見唯一(質屋の親爺)/阿井美千子(生徒の母)/中塚和代(飲み屋の女) | ・同回のメインゲストである市原と中村敦夫は後に同じく山内久司プロデュース作品「東京メグレ警視」(1978年)、続いて同シリーズ第14作「翔べ!必殺うらごろし」で共演。 ・シリーズ中期の常連悪役ゲストの一人、清水紘治がシリーズ初出演。出演本数は数本ながら印象的な悪役を多数好演。 |
16 | 192 | 1976/04/30 | あんたこの無法をどう思う | 野上龍雄 | 松野宏軌 | 西崎みどり(お咲)/島田順司(幸吉)/横山リエ(お徳)/城所英夫(陣場弥平次)/五味龍太郎(相馬軍十郎)/町田祥子(お梶)/田中弘史(勘八)/山本 弘(金造)/松尾勝人(大工)/丸尾好広 | ・同心・島(美川陽一郎)が同回限りで退場(演じる美川は同回放送からの約1ヵ月後の1976年6月2日に急逝(享年58)、本作が遺作となった)。 ・主題歌「さざなみ」を唄う西崎みどりが2度目のゲスト出演。 |
17 | 193 | 1976/05/07 | あんたこの掠奪をどう思う | 横光 晃 | 松野宏軌 | 佐々木剛(巳之吉)/石田信之(仙太)/荒木雅子(おふみ)/深江章喜(乾敏元)/志摩みずえ(おきよ)/柳原久仁夫(安田)/柳川 清(松造)/浜田雄史(小頭)/岡田恵子(妾) | |
18 | 194 | 1976/05/14 | あんたこの手口をどう思う | 保利吉紀 | 工藤栄一 | 内田勝正(嘉七)/大竹修造(飾り職人・定吉)/下元 勉(甚作)/西山辰夫(豊島屋久兵衛)/宮前ゆかり(お京)/桃山みつる(お駒)/近江輝子(丹波屋女将)/柴田昭彦(同心・榊)/後藤尚人(丁稚) | |
19 | 195 | 1976/05/21 | あんたこの奥の手をどう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 草野大悟(由造)/坂本スミ子(高野霊蝶)/浜田寅彦(嘉兵衛)/楠 侑子(おとき)/武 周暢(善七)/小柳圭子(八百屋おかみ)/伊藤利子(若い娘)/パンク鳴也(魚勝)/林 恭子(女囚人) | |
20 | 196 | 1976/05/28 | あんたこの志をどう思う | 南谷ヒロミ | 渡邉祐介 | 浜田光夫(小坂栄之進)/梅津 栄(蔵吉)/今井健二(同心・神山)/安倍 徹(金貸し・吾兵衛)/吉本真由美(美緒)/田中佐和(占い師・紅嵐)/任田順好(お沢)/倉谷礼子(女中)/みの和田良太(道場師範)/浦田良枝(町の女)/壬生新太郎(用人) | ・当時朝日放送で放送中のバラエティ「ただいま恋愛中」にレギュラー出演、「お答えいたします」のフレーズで人気を博していたプロの占い師・田中佐和がゲスト出演。 |
21 | 197 | 1976/06/04 | あんたこのこの計り事どう思う | 保利吉紀 | 松野宏軌 | 太田博之(伸吉)/田口 計(岡っ引・弥七)/志賀 勝(粂吉)/水原麻記(おりく)/西山嘉孝(藤兵ヱ)/双葉弘子(お仙)/島 米八(留三)/道井加仁(孝助)/山村弘三(久六) | |
22 | 198 | 1976/06/11 | あんたこの迷惑をどう思う | 猪又憲吾 | 工藤栄一 | 天津 敏(伊達藩家老・間監物)/神田 隆(口入れ屋・藤兵衛)/珠めぐみ(里絵)/伊藤敏孝(水谷清二郎)/阿波地大輔(吉次)/広瀬義宣(助造)/町田米子(長屋おかみ)/石原須磨男(甚助)/暁新太郎(侍) | |
23 | 199 | 1976/06/18 | あんたこの女の性をどう思う | 安倍徹郎 | 渡邉祐介 | 峰岸 徹(仙次郎)/宇都宮雅代(雪)/川合伸旺(間部図書)/ひろみどり(お新)/間 慶子(女中・その)/平野 康(中間・直助)/西田 良(中間・浅次)/野口貴史(中間・権九郎)/秋山勝俊(中間・六蔵)/島村昌子(内儀・おりん)/三笠敬子(女郎・お民)/倉谷礼子(女郎・おたか)/宮本幸子(女郎・お紋)/松谷令子(女郎・かね)/嶋多佳子(女郎)/赤松志乃武(侍の子供) | |
24 | 200 | 1976/06/25 | あんたこの替玉をどう思う | 中村勝行 | 大熊邦也 | 夏 純子(田舎家お艶・お弓<二役>)/穂積隆信(玄蔵)/長谷川明男(同心・木久原)/西山辰夫(加瀬)/服部明美(女郎)/田端猛雄(盗賊・八十吉)/天王寺虎之助/千葉 保(お弓の父)/沖 時男(三原屋)/大橋壮多(岡っ引) 〔特別出演〕中村玉緒/沖 雅也/草笛光子/中谷一郎/大塚吾郎/野川由美子/田村高廣/緒形 拳/三島ゆり子/石坂浩二 |
・シリーズ通算200話を達成。これを記念して、緒形拳・田村高廣・石坂浩二・沖雅也の歴代シリーズ主演俳優を初めとして同回にはこれまでの「必殺」シリーズの歴代レギュラー出演俳優多数がカメオ出演(EDのクレジットでも通常の”キャスト”、”スタッフ”の中間に”特別出演”の項目が用意された結果、主題歌「さざなみ」のTVサイズ(通常イントロ〜1番パートのみ使用)の時間尺では全てのキャスト・製作陣の表記を納めることが出来なかったため、同回のみ特別に通常オンエアには乗らない2番以降のパートが使用された)。 |
25 | 201 | 1976/07/02 | あんたこの毒手をどう思う | 國弘威雄 | 松野宏軌 | 岡崎二朗(美濃屋番頭・彦三)/江幡高志(仙八)/桜井浩子(お咲)/服部妙子(おみち)/新海なつ(おのぶ)/水上保広(美濃屋太助)/須永克彦(田原屋徳松)/岩田直二(川津屋富右ヱ門)/井上明子(お袖) | |
26 | 202 | 1976/07/09 | あんたこの心眼をどう思う | 中村勝行 | 松野宏軌 | 吉田義夫(仏師・六兵衛)/垂水悟郎(浜田徳三郎)/石山雄大(久造)/大関優子[佳那晃子](ぬい)/小林芳宏(佐吉)/永田光男(清左ヱ門)/新田 章(良太郎)/野崎善彦(源七)/三星東美(かみさん) | ・次作「必殺からくり人」の製作遅滞に伴い急遽追加製作されたエピソード(最終話(第28話)撮影の後に追加分である第26・27話を撮影)。尚、大出俊(又右衛門役)はスケジュール都合により最終話の撮影をもって先にクランクアップしており、この2回の撮影には参加していない(第26話は又右衛門不在、第27話は又右衛門自体は最終盤の”殺し”には駆けつけるものの、大出の未出演につき代役によって対応)。 ・第27話は、「必殺仕事人」前期にかけて、シリーズ中期に主要演出ローテーション陣として活躍した高坂光幸の初演出エピソード(次々作「新・必殺仕置人」で本格的にローテーション入り、「新・仕置人」では全41話のうちの約1/3の回(計12話)で演出を担当)。 |
27 | 203 | 1976/07/16 | あんたこの逆恨みをどう思う | 松田 司 | 高坂光幸 | 浜村 純(羽三)/稲野和子(お駒)/大竹修造(赤兎馬組・三蔵)/不破 潤(同心・岡田)/松田 明・山口幸生(牢同心)/島 米八(馬吉)/吉田聖一(角太郎)/下元年世(猪之助)/波多野博(同心)/石沢 健(門番) | |
28 | 204 | 1976/07/23 | あんたこの結果をどう思う | 安倍徹郎 | 渡邉祐介 | 浜畑賢吉(土屋小十郎)/田崎 潤(江戸屋源蔵)/外山高士(南町奉行所同心・服部)/永野達雄(土屋多門)/宮田圭子(土屋澄)/堺左千夫(手下・参次)/林 浩久(竹中彦七)/洒井 哲(朽木兵庫)/藤川 準(佐助)/米座貞弥(権次) | ・剣之介(中村敦夫)、お歌(中尾ミエ)が殉職。この殉職により大きな衝撃を受けた主水(藤田まこと)は、”殺し屋”としてではなく、”武士”として敵からの果たし状を受けて立ち、この一戦での勝利をもって「仕業人」チームを解散、裏稼業からの引退を決心。「主水シリーズ」における最初のエポックメイキングとなるエピソードとなった。 ・本作のメインゲスト(前述の”武士”・主水と一戦を交えた敵役)として浜畑賢吉が出演。同出演が後の「必殺からくり人・血風編」へのレギュラー起用に繋がった。 |
- 最終更新:2015-06-26 06:37:28